脳動脈瘤破裂:くも膜下出血
2011年07月23日
先日の朝、目覚まし時計が鳴りトイレに向かった。
1週間余り風邪をひき体調を崩してはいたのだが、気管支炎を併発していたため咳込んだ。
ベッドには戻ったもののなんだか調子が悪い。
それに気づいた家内が「何か様子がおかしいよ!大丈夫?」などと言っている。
あれ?何か体が思うように反応しないぞ?こりゃー脳内出血でもおこしたかな?
などと気軽に考えていた。......案外冷静であった。
家内が「救急車を呼ぶからね!」などと叫んでいた。
このまま眠る(昏睡状態に陥る)事は簡単ではあるが、気力で意識を保つ。
子供達も全員ボクの周りに集まり、「お父さん大丈夫?」などと心配顔だ。
徐々に体の感覚が戻って来たので、今自分がどういう状況か具体的に考えてみた。
手は動くか?足はどうか?喋れるか?等、今のところ不具合は無い。
しいて言えば、目の奥が痛い。(バットで殴られる程では無い)
寝室が3階の為、ストレッチャーで1階まで下ろしてもらうのは困難である。
どうにか自分で歩いて下りよう。
そのうち救急車のサイレンが聞こえ始めたので、気力を振り絞って立ち上がり、
自身の足で救急車に乗り込んだのであった。
つづく
by 不死身の店長でした。
くも膜下出血
最初の出血で1/3が死亡する。さらに血管攣縮や再出血の影響が加わり、4週間以内では約半数が、10年以内では60?80%が死亡すると言われている。また救命できても後遺症が残る例が多く、完全に治癒する確率はクモ膜下出血を起こした人の中で2割と低い。