金剛自動車の自動車修理小話

うちのお得意様の２ｔダンプが、ガラガラと大きな音をたてながら入庫してきました。何々？と思い若い運転手の人に事情を尋ねると、「オーバーヒートしたんで乗ってきました！」と　あっけらかんと言われました。　絶句！！　「オーバーヒートしたらエンジンを止めて少し冷ましてから冷却水を確認し、補充してから云々．．．。」　言おうと思いましたが止めました。会社に帰ってから、しっかり社長に怒られて下さい。それにしても　あ?あもったいない。

そのエンジンがどうなったかは　以下のとおり。

シリンダーヘッド：オイルパンを分解してピストンを抜いて点検した図

シリンダー内部の状態

４番のピストン即死　：　シリンダー重体　　

オーバーヒートの修理だけなら３?４万円で済んだのに。

４０?５０万円コース！　社長の怒った顔が瞼にうかびました。ボクがやった訳ではありませんが、とりあえず　「ごめんなさい。もうしません　どうか勘弁してください。」　ボクがここでかわりに謝っとこうっと。

約十年間　閉店したままだったお隣のパチンコ店、去年の暮れに解体が終わり更地のままになっていましたが、ようやく建設工事が始まったようです。　しばらくの間、当社に来店されるお客様には出入りの面でご迷惑をおかけする事があるかも知れませんが、ご了承ください。　少し狭くはなりますが、出入り口は通常のままです。

右の写真　：　当社前面に仮設事務所を設置しているところ。

ビフォー（昨日）　　　　　アフター（今日）

うちの会社は　この辺りの車屋さんにしては珍しく、車検整備や事故修理：板金塗装に使用する、殆どの機械設備を完備しており、だからこそ可能な、自社独自のトータルカーサービスを売りにしております。

分かりやすくいえば、自動車に係わる車検：点検：故障修理：事故修理：板金：塗装など、全て自社工場でまかなえるということです。　（たいていの車屋さんやディーラーさんは、事故の修理などは下請けの板金屋さんに外注しているのが現状です。）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これってこの業界では結構珍しい事なんですよ。

そこで　いくつか　うちの設備の紹介をしてみましょう。

（サムネイルをクリックすれば画像が大きくなります）

１・車検や修理をする整備工場：リフト３基設置　ちなみにベンツの横を走っているのはうちの社員：桜井君です。

２・事故修理を行う　板金塗装工場　フレーム修正機　：　事故で歪んだり曲がったりした車の　骨格を修正するマシンです。（スウェーデン製：カロライナーフレーム修正機）

（事故によりフロント部分を大破したトヨタノア。骨格が歪んでいます。）　

３・こちらは　修正や整形が終わった後、塗装をするボイラー付の塗装ブース（塗装室）です。

その他　いろいろとございますが、おいおい紹介させていただきます。